表紙「日本の絶滅危惧種を知ろう:ツシマヤマネコ」
絶滅の恐れのある日本の野生生物を描いてもらいました。
地球上で共に暮らす他の動植物に負担をかけない健やかな暮らし方や自然とのサステナブルな関係を保つ社会の仕組みを考えるきっかけになりますように。
生態系のバランスが崩れ、数を減らしている生き物たちがいます。一度絶滅した生き物は二度と戻ってきません。
生息地を守り、天敵となる外来種の駆除をしたり持ち込まないようにするなど色々な対策をとる必要があります。
空気、海、太陽の光、土、動物、魚、植物、昆虫、微生物、にんげん。
みんなつながって影響し合っています。みんなが暮らしやすくなるように私たち一人一人が自分の生活や社会の仕組みを見直すことがとても大切です。
地球や、他の生き物たちを大切に、全ての尊い命を大切に。みんなの資源を大切に分け合って暮らしていけますように。
このイラストに描かれた絶滅の危惧がある生き物たち。
・ツシマヤマネコ
・ケナガネズミ
・モリアオガエル
・タカネキマダラセセリ
千歳ちとせ chitose chitose
イラストレーター。親しみの感じられる絵をテーマに、画面いっぱいに溢れる構図とカラフルな色彩で動植物をユーモラスに表現する。2019年ボローニャ国際絵本原画展入選、最近の仕事に、「サステナブルを身近に/地球に優しい暮らしを」がかかげられたAfternoon Teaコラボの雑貨イラスト、中村桂子/内藤いづみ『人間が生きているってこういうことかしら』(ポプラ社)装画イラスト等がある。
instagram:@ctscts_art
twitter:@chitosechitose_
表紙題字:KUJIKA
1月/2月 「全てが循環する暮らし Rainbow Valley Farm( Newzealand 1988年~2008年 )」
世界で最も美しいと言われたパーマカルチャーサイト「レインボーバレーファーム」。
誰もが農業に適していないと言ったこの土地を、ジョーとトリッシュはパーマカルチャーの手法を使って多様な生命が生きる楽園に変えた。
ここは外見的な美しさに加え、実際に生活してみると、何も無駄がない。自然のエネルギーを効率的に取り入れ、全てが循環し、尚かつ人にとっての心地よさを追求したデザインに感動する。
ここでとれた新鮮な野菜やお肉が毎日の食卓を彩り、疲れた体を癒してくれる。窓からの暖かな光、煙突からの煙、皆の笑い声、動物たちの寝息、そして満点の星空が、私の心を感謝の気持ちで満たしてくれた。
イラスト「kicodesign 田内亜紀子」
1999年日本大学芸術学部卒業後、広告制作会社に勤務。2006年から1年間、ニュージーランドの北島、南島のパーマカルチャーサイトを周り、暮らしの中でパーマカルチャーを学ぶ。
同年Rainbow Valley FarmにてPermaculture Design Course修了。帰国後、フリーランスのグラフィックデザイナーとしてkicodesignを開始し、現在は京都を拠点に、地域に根ざした活動をしている。
ナチュラルで暖かみのあるデザインを得意とし、パンフレットやフライヤー、ウェブサイトなど幅広い媒体でデザインを提供。
クライアントは、企業、公的機関、大学、個人店舗、医療系クリニック、NPOなど。
www.kicodesign.com
3月/4月「自動水やりシステム:重力と浸透圧を利用する」
壁掛け式のタンクに貯めた雨水を自動で植木鉢に水やりをする仕掛みを作りました。これがあれば留守の間でも安心です。
左側:タンク内の水位が配管の分岐点まで達すると魚の池にオーバーフローします。同じ原理で2つ目の池にもオーバーフローします。魚が逃げない様にメッシュの設置を忘れずに!
右側:土中に埋めた素焼きのポットから浸透圧で水が浸み出す仕組みです。3000年前から砂漠地帯で用いられてきた方法でウェットポットとして知られています。
これを応用し、バケツを吊るしてウェットポットへ自動給水する仕掛けを加えました。
水量による重さの変化でバネが伸び縮みしてバケツが上下し水圧がコントロールされ(※)、ウェットポットは常に満水に保たれます。
植木鉢の土が乾くとウェットポットから水が浸み出します。※水量が減ると水圧が弱くなってしまいますがバケツを高く上げれば水圧が強くなります。
そこでバケツが重さで上下するようにバネで吊りました。水量が少なくなると軽くなるのでバネが縮みバケツが高く上がり、水圧を上げる事ができます。byリコ&セシリア
イラスト「セシリア・マッコーリー」
アーバン・パーマカルチャー・デザイナー/エコ・イラストレーター
オーストラリア・メルボルン在住。
室内装飾を学んだ後、世界各地のエコ・ビレッジを訪ね英語教師として日本に6年間滞在。
1998年オーストラリアのパーマカルチャーインスティチュートでPDC終了。
オーストラリアと日本でパーマカルチャー講座やワークショップを開催。
パーマカルチャーの考え方を活かし、クリエイティブで効率的な庭のデザインやライフ・コンサルティング、断捨離と整理整頓、心地よい生活のアドバイザーZEN your space 主催。
パーマカルチャー的シェアハウスのパイオニア。
ceciliamacaulay.com.au
5月/6月「未明の行進」
夜と昼の間、日が沈んだのちの黄昏どきか、日が昇る前の未明の時間。雨が止んで、勢いづいた草木の間から、様々な生き物たちが活動を始めます。
生き物たちの行動や, 生態、姿、形を細かく見てみると、そこでは現実に起きているとは思えないほど不思議で、奇跡的な世界が広がっています。
それは、刻々と姿を変える夢か幻のようでもあります。
私はこの幻のような世界を少しばかり現実の世界につなぎとめようと、絵を描いています。
イラスト「くぼやまさとる」
1990年、オーストラリアにて現代のアボリジニーアーティストの作品(版画)に出会い、インスピレーションを得て、本格的に絵を描き始める。
絵を描き始めて1年後より初個展。
その後、ほぼ毎年個展、グループ展を開催。2012年より空想昆虫を描き始め、2015年には「星の虫図鑑」2017年には「ニセ蟲図鑑」を出版。
2016年には理論社より「ぬり絵で楽しむ空想昆虫館」を出版。
2021年にはパリルーブル美術館の地下にて開催されたイベントに参加。
個展を中心に様々な活動を行っている。
magicland-izu.com
7月/8月「エッジであそぶ」
大切な仲間たちと一緒につくったパーマカルチャーの絵本「みんなのちきゅうカタログ」の扉絵で使用された絵。
「エッジであそぶ」という章をテーマに、エッジってなんだろう?何かと何かがまじわる所にはおもしろいことがあるかも!とワクワクしながら、描きました。
イラスト「川村若菜(Wakana Kawamura)」
イラストレーター&パーマカルチャーデザイナー。静岡県浜松市在住。
大学卒業後、神戸で看護師として働き出すも、アメリカの音楽&アートに魅了され、2008年、アメリカ西海岸に単身飛び出す。
渡米後、気づけば植物のトリコになり、造園学科でデザインを学び始める。植物学&デザインを学んでいる中、パーマカルチャーと出会う。
2016年日本に帰国後、食べれる森づくりを日本中で行う「Permaculture Design Lab.」の一味となり、パーマカルチャーデザイナーとして活動しながら、「みんなのちきゅうカタログ」でイラストレーターデビュー。
現在、浜松にて食べられる森をつくるフォレストガーデンプロジェクトに関わっている。
wakanakawamura.com
9月/10月「くにたちはたけんぼ」
NPO法人くにたち農園の会の運営するコミュニティ農園「くにたちはたけんぼ」。
東京都の真ん中、国立市谷保にある都市農園。田畑に囲まれ、烏骨鶏やリトルホースなどの動物だけでなく、用水路や畑に息づくいきものが溢れる賑やかな農園。
田んぼの土で作られたアースオーブン。オガクズが敷き詰められたフカフカの広場。BBQを楽しむ声。地域の親子はもちろんのこと、市外の大人や子ども、学生など多年代におよぶ様々な人が、田畑で遊び、楽しみ、過ごしている。
イラスト「福々ちえ」
イラストレーター&漫画家。現在は、WEBコミック執筆をメインに活動中。
fukufukuchie.com/
11月/12月「薪のある暮らし」
わが家にとって薪は重要な資源。しかし一年分の確保はとっても重労働なので、少ない薪で効率良く燃やせるロケットストーブに“かまどとOvenとサーマルベンチ”を組み合わせ、デザインしました。
イラスト「(kurado) 小林功弥&孝枝@成」
福島県三春町にパーマカルチャーを実践するため移住。
2011年震災を期に岡山県久米南町へ再移住。
岡山の自宅にはクッキングオープンペチカを製作。自分たちの身の周りから緩やかにパーマカルチャーデザインを構築中!
わが家の仲間たち
ガウディー(犬)・ジンandリン(猫)・鶏7羽
制作スタッフ
プロデュース:ヒラタリコ
パーマカルチャーデザイナー(PDC '98年@Permaculture Institute)
カリフォルニア州認定カウンセラー
全ての命は等しく尊い という想いをむねに。
表紙題字: KUJIKA
夫婦で旅したオーストラリア。海沿いの森のなかのオーガニックファームが日々の源泉。
いまは千葉南房総で、波に乗ったり、パンを焼いたり、野菜やみつばちを育てたりしています。
Instagram:@kujikatheoven
デザイン:畑中 亨(はたなか・とおる)
田んぼとデザインときどきカレー。
http://www.so-kurashi.com/
ホームページ制作:やましたみちお